情報リテラシー
◆ここで「情報リテラシー」とは、 「情報を受け取る能力」と「情報を発信する能力」に加え、 「情報の受発信を通じて他者と交流し価値を創造する能力」 と考えます。 ・情報を受け取る力 情報の的確な検索収集能力の他に、情報の真偽や意図的な誘導 表現等を見抜く力。 情報を分析整理して体系化する力。 ・情報を発信する力 自分自身の考えや気持ちを分かりやすく伝える力。 電子メール等でコミュニケーションをする能力。 ワープロ等を使い文書としてまとめる能力。 ホームページを作り情報発信をする能力。 これらを効果的に行うために、文字情報の他に画像や音声動画等を 用いて表現する基礎的な能力など。 ・情報の受発信を通じて他者と交流し創造する力 先の能力を踏まえて、他者と交流し相互刺激の中から共感を深め、 新たなものを創造していく力。 他者との(集団の中での)コミュニケーションにおいて、いかに スムーズに関係づくりを行うかという能力。 思いやりや心くばり、個人の自由とコミュニティ内における義務 制限のバランス等を心得て交流する能力。 (「コミュニケーションリテラシー」「交流リテラシー」) これらの交流を通じて、価値を創造する能力。 ◆語学力やパソコン操作力は、「情報リテラシー」の前提(手段)となる 基礎能力。 ◆真の「情報ディバイド」は、「パソコンリテラシー」や「ネットアクセス 環境」といったデジタル面の要素よりも、「自由選択&自己責任社会 における情報活用の重要性や可能性をどの程度認識しているか」という 部分によりもたらされる度合いが大きい。 ◆自分で選択をして、その選択の結果に責任を持ち、その中で自分の可能性 を追求し、高度な自己実現を図っていくという自律自己責任型の社会、 ライフスタイルにおいては、情報の活用力すなわち「情報リテラシー」が 必要不可欠なものとなる。 ◆情報学習の視点も、こうした「情報リテラシー」の習得により、如何に 的確な選択が出来るか、交流によって創造を行っていけるか、という 総合的な情報活用能力を高める方向で軸を定めることが重要。 |
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